たびたびお伝えしてきた、札幌市の保育園運営会社中和興産による助成金の不正受給疑惑。
札幌市は中和興産に対し、助成金1億円あまりを返還するよう求めました。
札幌市によりますと中和興産は、札幌市内で運営していた4つの認可保育園で市に助成金を申請する際に、既に退職した職員や別の施設に勤務していた職員を水増しするなどして、2019年度から合わせて1億円余りを不正に受給していたということです。
札幌市は27日付で、中和興産に対し助成金の返還を請求し、職員の雇用状況などの書類を期限までに提出しなかったとして、運営する2つの保育園に「認可取り消し」と「施設閉鎖命令」の処分を行いました。
中和興産の元職員らは、不正に得た助成金が男性経営者の飲食費などに使われていたと告発します。
中和興産の元職員
「男性経営者の快楽のために使われてますね。ススキノの夜のお店で一晩300万円とか使うことも日常化していますので」
男性経営者は、不正受給の疑惑についてHBCの取材にこう弁明していました。
電話インタビューに答える 中和興産の男性経営者
「認可保育園のほうは勝手に名簿提出されていて、私もチェックしていなかったのが悪いですけど、名簿が市から返ってきていてそこを訂正し出している」
男性経営者は 、札幌市に助成金を返還する意向を示しているということです。
中和興産が運営する認可保育園を巡っては、6月に経営者と職員が対立したことで施設が休園したため、74人の園児が転園を余儀なくされるなどトラブルが相次いでいました。2024年08月28日(水) 20時10分 更新
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